凍結・積雪地帯でのスロープ融雪装置
凍結や積雪をする地域では、冬季においては足が滑りやすくなります。
このために対策がされていますが、このひとつが、スロープの融雪です。
スロープは坂になっている場所ですが、そこが凍結していれば大変危険な状態で特に自動車の場合には自損事故の原因になります。
凍結がひどければ冬用タイヤを履いていてもスロープで停車することは困難ですし、反対に登り切るといったことも難しくなるもので、凍結防止剤の散布は欠かせません。
しかし、凍結防止剤を散布することは塩害の点から好ましくなく、必ず安全を確保したい場所ではスロープ融雪装置を設置するのが無難です。
エスカットシステムが発売している融雪装置は、電気によって熱を発生させるマットを敷き詰めることで凍結の防止や積雪した雪の融雪を行うことができます。
発熱そのものは電熱によって行われますが、エスカットシステムの製品では、その表面を覆うマットに特徴があり、トルマリンと呼ばれる鉱物を使用しています。
トルマリンは日本では電気石とも呼ばれるもので、常に微弱な電気を帯びている性質があります。
このため性質として熱を与えると熱を吸収するのではなくさらに熱を発することになり、それまでの電熱による熱だけに頼った融雪装置と比べて熱効率が大幅に向上するため、電気代の節約が可能です。
また各種センサーを用いて気象状況を観測して、コンピューターが自動で通電をコントロールすることで、余計な電気を使わなくて住むようになっています。